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安坑ライトレール乗車記(十四張→双城)【祝開業】

2023年2月10日、十四張~双城をむすぶ安坑ライトレールが開業しました。

それにともない、台北南郊の鉄道空白地帯がひとつ解消され、これまで不便を強いられてきた新興住宅地「台北小城」へのアクセスが強化されています。

そんな安坑ライトレールはいったい、どんな環境下を走っているのでしょうか。今回はそれを確かめようと、乗車体験してみました。



環状線から安坑ライトレールに乗り換える


新北メトロ環状線と安坑ライトレールが接続する、十四張駅にやってきました。どちらも高架上にホームがあるため、乗り換えは短時間で済みますし便利です。なお、いずれも新北メトロによる運行路線です。

新北捷運十四張駅から安坑輕軌に乗り換える通路
▲環状線からの乗り換え通路

安坑輕軌十四張站月台
▲安坑ライトレールが発着する十四張電停ホーム

乗り換え通路を進むと、ライトレールのホームが見えてきました。

ICカード利用者のため、入口にはカードリーダーが設置されており、ホーム中ほどには券売機もあります。悠遊カードを使った場合、入場時は青のリーダーを、出場時は赤のリーダーをタッチしましょう。

安坑輕軌十四張站
▲券売機

ホーム形状は淡海ライトレール紅樹林電停にそっくりです。発着線2本のうち、1本は回送列車の留置に供されていました。そこんところ、北鉄金沢駅をイメージしてもらうと分かりやすいかもしれません。

使用車両は「メイドイン台湾


悠遊カードを青のリーダーにかざし、停車中の双城行きに乗車します。昼下がりということで乗客はそれほどおらず、すぐに空いたボックス席を見つけました。

この路線には低床車2000形が投入されています。淡海ライトレール1000形と同様、台湾車両で製造された「メイドイン台湾」です。水色塗装がさわやかな1000形とは対照的に、こちらは落ち着いたゴールド系塗装をまとっています。

安坑輕軌十四張站
▲停車中の電車に乗りこむ

安坑輕軌車内
▲2000形車内

安坑輕軌2000型のナンバープレート
▲ナンバープレート

安坑輕軌車内
▲空きベンチに腰かけ発車を待つ

車内を一通り見終わったころ、双城行きはゆっくりと動き出しました。乗り心地・車窓風景ともに、じっくり堪能してやろうじゃないですか!

高架区間をスイスイ走る(十四張→景文科大)


十四張を出た列車は、急カーブで環状線に別れを告げ、まず新店渓に架かる橋を通過します。最初のうちはカーブが連続するため、スピードはそれほど上がりません。

十四張站を発車した安坑輕軌
▲十四張電停を発車するとすぐ新店渓を渡る

十四張~新和国小ですれ違う安坑輕軌2000型
▲発車してすぐ対向列車とすれ違い

陽光運動公園電停を出ると、2000形はようやく本領を発揮します。線形のいい高架橋をスイスイ走り、下を走る路線バスとの「格の違い」を見せつけました。

高架橋を走る安坑輕軌
▲景文科大まで高架区間が続く

安坑輕軌安康站
▲広い構内をかまえる安康電停

やがて大きな駅に停車しました。2面3線のホームを有する安康電停です。宇都宮ライトレールの平石&グリーンスタジアム前のように、後続列車を退避できる構造になっています。

末端区間は併用軌道(景文科大→双城)


やがてトンネルに入りました。ここから終点まで、安一路に設けられた併用軌道を走っていきます。道路と交差するたびに、電車から「鐘風チャイム」が鳴り響きました。

景文科大站ですれ違う安坑輕軌
▲景文科大電停で対向列車とすれ違い

耕莘安康院区站(安坑輕軌)は耕莘病院安康分院の最寄り
▲耕莘安康院区電停
耕莘病院安康分院の最寄りらしい


向かって左奥に、沿線最大のニュータウン「台北小城」が見えてきました。台湾の新興住宅地には一戸建てが少なく、メゾネットマンションが主流です。そのせいか、どの建物も立派すぎて「巨大な壁」にみえます。

台北小城電停を過ぎると、線内きっての急勾配にさしかかります。電車はモーターを唸らせ、急坂を這い上がっていきました。

安坑輕軌台北小城站
▲台北小城電停を過ぎると急勾配に入る

玫瑰中国城站ですれ違う安坑輕軌
▲玫瑰中国城電停で対向列車とすれ違い

急坂を上った先にある玫瑰中国城電停もまた、新興住宅地「玫瑰中国城」の最寄り駅です。先ほどの台北小城がゲーテッドコミュニティなのに対し、玫瑰中国城は一般開放された住宅地です。それぞれ密接に隣接していますが、相互往来できないよう、境界は壁やバリケードで隔てられています。

安坑輕軌運転台
▲運転台と後方展望

安坑輕軌玫瑰中国城~雙城間の後方展望
▲のどかな丘陵地帯を走る
どこか宗像市の日赤看護大周辺っぽい


徐々に風景がのどかになってきました。あれだけ走っていた車もまばらになり、郊外の果てまで来たのを実感します。ここまでくれば、終点はもう目と鼻の先です。

雙城站に到着した安坑輕軌
▲終点・双城電停に到着!

十四張から乗ること20分。終点の双城電停に到着しました。ホームに降りたら、赤いカードリーダーにタッチして出場しましょう。

撮影日:2023年12月15日
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